A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



シンガポール


あたくしの中学生の時の数学の先生は、以前シンガポールの日本人学校で教鞭を執っていたことがあった。ために、ついたあだ名は「シンガポール」。略して「ポール」などと呼ばれていた。
ちなみにあたくしの友人も同じ様な先生がいたそうな。赴任先はベネズエラ。もちろん通称は「ベネ」だ。

まぁ、ベネズエラというのはかなりインパクトはあるが、たかだかシンガポールぐらいで、子供というのは実に残酷であるな、とおもう今日この頃。

そんなわけで、何がいいたいかというとあたくしはいま、そのシンガポールにきている。
実はこの10月にも2週間滞在し、今回は今年2度目、また2週間の滞在だ。
ウチの会社のシンガポールオフィスが極度の人手不足で、その助っ人に来たのだが、1月から今度はオーストラリアのオフィスも人手不足になるので年明けはオーストラリアにいかされるという話もある・・・。

とはいえ、所詮助っ人。主導権を取り何かをすることはできないため実は昼間は結構ヒマだったりする。なので、あー、ヒマつぶしに日記でも書いてみるか・・・


※写真は昨日行われた、アジア最大のマラソン大会であるところのシンガポールマラソン。あたくしはこのために来たのではない。念のため。

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2010年12月06日(月) No.262 (おしごと)

肩書き


出張


聖地巡礼


あたくしのオフィスにはこのところ常時12-3人の外国人がうろうろしており、その個性的な様にオフィスはもはや動物園の様相である。
アメリカは定年というものがないので、かなり高齢の人も仕事をしているのだが、一時期、あまりの高齢者の多さに、同僚のスタッフ・だまってりゃ美人のケイティは何の仕事をしているの?と聞かれると「介護関係」と答えていたそうだが、いまはおそらく「動物園の飼育係」と答えているに違いない。

さて、そんな彼らは約ひとつきほど滞在しているので、週末が近づくとその暇つぶし対策に追われる。今週はこんなことを言い出した。

「タマエ、我々はこの週末、トゥキジにいこうと思う」

それはツキジのことか?・・・(--;

最近、どんな寿司のネタが好きかと聞くと、「あぶりトロ」とか「ウニ」などと答える生意気な外国人が増えているが、スシとサシミの聖地・ツキジを正しく発音できないあたり、所詮そのシロウトっぷりは隠せない。とはいえまぁ、その聖地へ巡礼しようというだ。なかなか殊勝な心がけではないか。あたくしはツキジの観光ポイントを説明した。

まずこの聖地でしか見られない、聖なる乗り物ターレットトラックに注目すること!

「いや・・・タマエ・・・我々はできればサカナをみたいのだが・・・」

そんなものは世界中どこにいっても見られるだろがっ!

彼らは頭をかかえてしまった。結局、彼らはセリを見るために朝4時起きせねばらなないことを知ると、とっととギブアップし、代わりにトウキョウタワーとゾウジョウジを見学することにしたそうな。しかしかくして聖地は守られるのである。

ツキジ万歳

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2010年04月01日(木) No.254 (おしごと)

Hectic Days


肉食系男子


前の会社での上司、通称「殿」、そしてその右腕の通称「じぃ」のふたりに5年ぶりに会ってまいった。5年たってさぞかし白髪も増えたのではとおもいきや、老いてますますの後乱交ぶり。

飲んでる間、かかってくる電話は相変わらず女ばかり。

草食系男子などといふものがもてはやされるこのご時世において、ひさしぶりにみる肉食っぷりにあたくしは感動すら覚え、日本もまだ捨てたものではないのかと小一時間だ。

なんてことを考えていたら、懐かしきエピソードを思い出した。

そういえば殿におつかえしていた頃の話ですけどね、渡された書類の中に調剤薬局の領収書が混じっていたことがありましてね。

「それがどうした」

その薬の名前が

「名前が?」

バイアグラでした・・・

「ばかやろう。あれはすげーんだぞ!ちなみに一度飲むと2-3日ずっと効果を発揮する新しい薬もあってだな。それを金曜日の夜に飲み、さらにこのバイアグラをいたす前に飲む」

いや、あたくしが言いたいのはそういう問題でわなくて・・・

「ほれ、これだ。これ。おまえにもやるから、今度飲んでみろ。」

いりませんってばっ・・・(--;


殿とじぃの話はまだ続く・・・

※写真は魅惑の青い柿の種

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2009年12月07日(月) No.251 (おしごと)

シックスセンス


「たまえさん!たまえさん!なんかいるの!この部屋に幽霊がいるのっ!」

夜の8時。半べそかきながら電話をかけてきたのはケイティである。オフィスで残業していたのだが、誰もいないはずなのに人の気配がするので、立ち上がって見回したら、男性がすすすす・・・と彼女の脇を通って隣のパーティションに入っていったというのである。それはあきらかに"人"ではないらしい。

「やーん!やだやだ!絶対電話きらないで!もう出る!帰る帰る!切らないで!外出るまで電話きらないでよっ!」

ケイティ、もはや半狂乱

「ぎゃー!!!音がした!段ボール蹴った音がした!ぎゃーぎゃー!」

まぁまぁ、気分わるくなったり、寒気がしたりしないなら、きっと悪い霊じゃないんじゃない?

・・・とあたくしは、まったく根拠のないことを言ってみるが

「そっ・・そうかしら?そうね、そうよね」

と納得する彼女もどうかとはおもう

そういや、ITヘルプデスク担当のマーク(日本人。初登場?)も残業中、このオフィスでポルターガイストにあったらしい。どんどんと壁をたたく音が鳴るので「うるさい!」と叫んだらぴたっと音がやんだとか・・・。ちなみにこの夏からしばらくの間、彼の自宅の自分の部屋には毎晩知らない人がやってきていたらしい。

以前お手伝いにきてもらっていたエリザベスもトイレで変な体験をしたと怖がっていたっけ・・・

「ていうかたまえさんはそういう経験ないわけっ?」

ないよ。全然。

「人としてどうかとおもうよね」

いや、ヘンなのはあんたたちだし

「幽霊も恐れてるんですよ」

ま、あたくしの美しさに畏怖しているのはわかるわ

「繊細さの問題じゃないんですか?」

やかましい(--;

と、あたくしはオフィスでつるしあげにあったが、でも霊感があるってうらやましいなと、実はおもう。まぁ、映画のシックスセンスみたいに、ベッドの下に女の子が潜んでるのがみえちゃったら、ぎょえ〜だけどさ。

※写真は映画『シックスセンス』。主人公の少年のような能力はあまりほしくはない

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2009年11月24日(火) No.244 (おしごと)

ケイティ 参上


もはや日記ではなく四半記となりつつあるAかっぱ〜日記だが、そうこうするうちあたくしもたいがいいいトシになってまいった。

実はこの2月から、会社でのポジションが変わり、仕事の量はえらいことになっている。吐くほど仕事するのは30代までにしたいものだと思っていたが、あたくしのようなびんぼー人はおそらく60になっても吐くほど働かなくてはならないのであろう。

いい年になっただけあって会社の政治的なところも見えたりして、かなりストレスもたまっているが、だからといって倒れたり、胃が痛くなったりなんていうデリケートさのかけらもないあたくしは、「ストレをストレスと感じないのがストレス」というような状態にある次第だ。

とはいえ、ストレスばかりではなく、楽しいこともたくさんある。

あたくしのポジション替えにともない、あたくし後任としてひとり、女性が入社した。名を

ケイティ・ハイライスフィールド(仮名)

バリバリの日本人であり、そらも〜きれいなおねぃさんである。ただ、あたくしより年上のくせに全然若く見えるので、実は妖怪?とも噂されている。あたくしのことを「元KGB」と疑ってやまない、自称元CIA。だた本人はMI6勤務が夢という、全く意味不明の女である。

つことで、ケイティがきたおかげでオフィスはかなり楽しくなった。仕事がいつまでも終わらないのは、昼間、CIAだKGBだのとくだらない話をしているせいだという話もあるが、まぁ、こういうのがストレス解消に役立っているのだと解釈しよう。

ケイティのネタやあたくしの新しい仕事のネタは結構笑えることも多いので、時間があれば書いていこうとおもう。ええ、時間があれば。

でわまた次の四半期後にお会いしましょう(笑)

※写真はケイティあこがれのMI6諜報員ジェームズ・ボンド愛用のワルサーPPKですがそれがなにか?

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2009年06月22日(月) No.239 (おしごと)

じょじょえん


先日、お取引いただいている高貴なるお客様より、ごちそうするのでお食事にいきましょうとお誘いを受けた。客にごちそうになるあたくしもどうかとおもうが、これはやはり、どんなに男らしくても隠しきれないあたくしのにじみでる女らしさが、彼らをノックアウトしたのだろう。仕方あるまい、あたくしは罪な女なのだ。

ということで、メールが届いた

「○月×日午後7時から、みそぎさんの好きなじょじょえんに行きましょう。ご都合いかがですか?」

あり?なぜに「じょじょえん」がひらがな表記?

もしかして、女女宴とかっていうキャバだったりして。うははは!と思ったがはっとした。

いや、女女宴だったら笑い話だが、もしかしてこれは徐々園とかっていうただの場末の中華料理屋?

「さぁみそぎさん!今日は私のおごりです!お好きなものをどうぞ!」って見たメニューが「麻婆豆腐定食」、「五目チャーハン」とかだったりしたらもう、あたくしはもう気絶するしかない。

しかし、高貴な客相手に「叙々苑ですよね・・・・?」と指摘するのもはばかられ、もんもんとするままそのまま当日を迎えてしまった。

そして昼過ぎに件の客より電話。

「みそぎさん、今日は宜しくお願いします。場所は六本木のじょじょえんです」

六本木!?やっぱりキャバ!?(←心の声)

「私、あそこの餃子が好きなんです」

うわぁぁぁ!やっぱ中華かよ!(←心の声)

「あ、まちがえた。じょじょえんに餃子はないですね」

よかったぁぁぁぁ(T_T)

「はい?」

あ、いえいえ、では今日は宜しくお願いします^^;


まったくもって、ひらがなだけでは表現しきれない、ああなんと日本語の難しきことかな・・・などと、はらはら涙をおとしはべりぬできごとであった。


写真は叙々苑のイベリコ豚。なぜに叙々苑で豚?というツッコミなんて聞く耳なし!とにかくおいしいからたべてみるように。

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2008年10月30日(木) No.232 (おしごと)

近況報告


どもども。ご無沙汰してます。みそぎたまえです。

久しく更新していないので、各方面からお元気ですか?怪我でもされました?ご病気ですか?などというメールが・・・・

・・・全然きません・・・(--;


察するにみなさま、更新がないのは単なるネタ切れだろう・・・と思ってるんでしょう。お察しの通り、病気なんかするわけなく、ただただ仕事に明け暮れ、会社では日記をしたためる時間もありませんがな。

しかもあろうことか、ウチの看板娘エリザベスが、11月末をもって一時退社することになり、しかもその間、代わりを雇うことができないというこの始末。会社はあたくしに死ねというのか。

さらに、追い打ちをかける大事件。

そもそも弊社は親会社から分離独立してできた親会社の100%出資子会社なのだが、このたびまた親会社に吸収され親会社の一部門となることになったのだ。

で、ボス・・・何がかわるんですかい?

「名刺だ!」

・・・(--;

「そしてタマエは、ニッポンに法人格をもたない怪しい会社の社員ではなく、親会社の社員となるのだ!」

・・・・なんであと1週間早く発表してくれなかったかな・・・も〜(--;

なぜなら先日、親会社の東京オフィスにアメリカ本社のお偉いさんがくるというのであたくしも呼ばれたのだが、大勢のスタッフがいる中で、

「いつになったらウチの日本法人を作ってくれるんですかい?法人格を持ってない会社なんて怪しくてどこもおつきあいしてくれません。早くなんとかしてくださいよ、んも〜」

と、ご意見してまいったのだ。あたくしは全くウケをねらったつもりもないのになぜか笑われ恥をかき、その二日後、親会社に吸収されることが発表され、さらに恥をかいたのであった。

そんなこんなで怒濤の日々を送る、錦秋な10月。そういや母に最後に会ったのも10月だったな・・・・なんて公私ともに黄昏れてしまう今日この頃。


でわまた・・・

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2008年10月28日(火) No.230 (おしごと)

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