A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



近況報告


このクソ寒いなか、いったいいつまで花火の話をしてるんだという指摘を方々から受けたので、たまにはアップデートなぞしてみようとおもう、本日の勤務時間。

そうだ、勤務時間といえばいつのまにかあたくしの労働環境も変化していたので、まあ、そのあたりから報告しておこう。

半年前の夏、突然オフィスの縮小を言い渡され、スタッフもあたくしひとりとなってしまったのは報告したとおり。
ひとりではあまりにも寂しいので、あたくしは人寄せに「カフェ ド タマエ」をオフィスに設け開いていた。かわいくコーヒーカップの絵なども書いた看板をふざけてドアに張って置いたのだが、ほんとにあとからあとから人がやってきて、一日中コーヒーを作り続け、さっぱり仕事にならなくなってしまったのは若干誤算ではあった。しかしこの際だから、コーヒー屋として利益をあげ、バリスタを雇いもう一度オフィスの拡大を図ることなども考えたが、上司から一蹴されたのは残念至極である。

そんななか、昨年11月、抱えていた5年がかりのプロジェクトが終了した。あたくしが所属する部門のメインの仕事はこのプロジェクトの遂行。ただ、このプロジェクトだけで終わらないよう、営業部隊は業務の拡大をねらってずいぶん活動をしたのだが、残念ながら日本では実を結ばなかった。だからプロジェクトの終了をもって、もはやこの部門そしてあたくしもラ・フランス・・・・いや洋ナシ、だから用無しなのである。

日本の会社と違って、アメリカの会社、働く場所がなくなれば容赦なく解雇である。すぐということはないだろうが、おおよそあと1年ないだろう。その間に社内か社外で仕事をさがさなくてはならないな・・・などとため息をついていたら、なんとラッキーなことに社内で求人募集がでたのだ。
あたくしの不幸な境遇を知って、いろんな人が「このポジション応募しろよ!」「これはおまえのためにあるようなポジションだ!」などとみんなから言われたのだが、あとできいたら、知らない人が来てイチから仕事を教えるより、勝手知ったるあたくしが就いたほうが自分たちが楽だったかららしい。

まぁ、実際、ウチの会社の東京で求人がでるなんてこと、本当にまれ。ラッキーとしかいいようがない。

じゃ、だからといってすんなり異動させてくれるかと思ったら大間違い。社内でほかのポジションにいきたければ、ちゃんと普通に履歴書をだして面接をするのである。公平をきすため、会社は最低3人の候補者と面接しなくてはならない。面接行ったら、ずらっとならんだ面接官5人はみんな知ってる人。人生最悪の、死ぬほどイヤな面接であった。

かくして正式な採用通知がでたのが12月、あたくしは1月から新しい部署にうつってきて、今に至る次第である。といいつつ、もう外は桜が咲いてるな。本当に時がたつのが早くて驚いてしまうな。

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2013年03月19日(火) No.307 (おしごと)