THE ACUPPER RUNNING
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2005年10月28日の日記

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スリッパークラッチ
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Dかっぷ倶楽部

タクちゃん(1)
タクちゃんに会ったのはカンボジアはプノンペンの陋巷。かれこれ10年近く前のことだ。

例によってひとりで旅していたあたくしは、その日も道ばたのジュース屋で、この町で知り合った旅の仲間が通りかかるのをまちながら、通りをながめていた。
そこにやってきた一人の日本人。
地元の高校をでたあと、東京にでてきたはいいが何をしたらいいのかわからず、現金30万とパスポートだけをもってアジアにやってきた10代の少年。それがタクちゃんだった。

現地で知り合った仲間内では最年少のタクちゃんは、とっても利発な子で、文学や哲学、思想の話をよくした。
でも、すでに頭がぶっ飛んじゃってるあたくしたちにしたら、そんなことはもうどうでもよくて、理論武装するタクちゃんにいいことも悪いことをたくさんたくさん教えて武装解除してやった。

タクちゃんはよく言ったものだ。「ボクはみなさんのおかげですっかりけがれちゃいましたよ」。なぜかうれしそうだった。

その後タクちゃんは日本に帰り、受験勉強をやりなおし大学に入学した。そこでたくさんんのことを学び、そしてまもなく愛ちゃんに出逢う。

そんなタクちゃんから久しぶりにメールが届いたのはつい先日だ。

「愛ちゃんと結婚することになりました。たまえさんも結婚式きてください」

改めて10年の歳月を思った。

刺激だけを求めてめちゃくちゃやってたあのころとは、確実に違う今。あのときの仲間はもうみんなすっかり大人になって、家庭をもったり、仕事に打ち込んだり、それぞれの人生を歩んでいる。
だけどそれを誰も寂しいと言わないし、あのころに戻りたいとも、誰も言わない。
「いつだって今が一番っすよ」なんて、タクちゃんはこっぱずかしいこと口にするけど、実際そのとおりで、いや、そうでなくちゃいけないよね。

ねぇ、タクちゃん、10年後にも「今が一番」と言えたらいいね

とりあえず、タクちゃんの最高の今を見届けに行こう
2005年10月28日(金)   No.622 (その他)

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