最近、立て続けに「自分のDNAを残すか否か?」と、問いかけられることがあった。
いや、あたくしのような不幸なAかっぷ女が増えても、一向に世のためにはなるまいて。
・・・というより、
宇宙遊泳ができる世の中になったとはいえ、いまだ女ひとりで子供をつくることはできないのだ。自分のDNAを残せるかどうかというのは、ひとりの努力ではままならぬ。
つことで、このまま子供を作らないとなると、曾祖母、祖母、母と続いてきたミトコンドリアDNAは、ここで断絶することになるのだな・・・
女性だけが受け継ぐミトコンドリアDNAは、一説によるとヨーロッパでは7種類ぐらいまで分類できているらしい。いわゆる「イヴの7人の娘」というやつだ。世界規模になると、さて何人・・・?
そこで、ナショナルジオグラフィック協会とIBMが「Geneographic Project」ってのをたちあげた。世界中からDNAサンプルを集め、女性は世界のミトコンドリア地図、男性はY染色体地図を作るそうな。
ほ〜・・・あたくしと同じミトコンドリアを持つ女性が世界のどこにちらばっているのかがわかるというわけだな
・・・おもしろそうでわないか・・・
ということで、早速あたくしもキットを取り寄せてみた次第。
これからあたくしは、送られてきた小さい薬瓶のようなものに、採取した唾液を入れて研究所に送り返すという手順をふむ。
早速、唾液をコシコシとってみたんだが、あん?さっきたべた巨峰のカスがはいっちゃったりしたら、どうなるんだろう?
「あなたの先祖は巨峰です」
なんて回答がでてきた日にゃ、あたくしは激しくブルーになってしまうぞ?
まぁ、いくらなんでもそんなアホなことになるまい。そもそもご先祖探しするものではないしな。
あなたも試してみます?
ナショナルジオグラフィックといえば、100年以上の歴史を持つ由緒ある雑誌ではある。とはいえ、DNAを調べるなんて言われるとびびってしまうのが普通の感覚。 このプロジェクトにも賛否はあるし、また、何に使われるかわかったもんじゃないので、ちょっとでも疑問に思うならやめましょうね(笑)
◆参考文献◆ イヴの七人の娘たち Bryan Sykes
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