左の画像をこすると、キンモクセイの香りが楽しめます
な〜んてのが、子供の頃あったような気がするが、そんなバカな話をしている場合ではない
外を歩こう。今はキンモクセイの季節だ
おば〜ちゃんが最後の時をすごした部屋の外には、ちょうどキンモクセイがあった 頃はキンモクセイが盛り。そのころすでにおば〜ちゃんの意識は混濁していたが、家族も、おば〜ちゃんを訪ねる人もみんな、まるで話をあわせたようにこう話しかけた
「おば〜ちゃ〜ん、キンモクセイがいい香りだね〜」
だからキンモクセイの時期になるとおば〜ちゃんを思う
それにしても盆も彼岸もかえらなかったあたくしに、おば〜ちゃんはさぞかしご立腹であろう 命日である6日は朝一番で実家に電話を入れ、仏壇にお線香を山ほどあげてくれるようおか〜ちゃんに頼んだ
「とはいえねぇ〜・・・墓参りもしないようじゃねぇ〜・・・おば〜ちゃんどうおもうかねぇ〜」
と、おか〜ちゃんはイヤミをひとつぶちかます
おば〜ちゃん、ケガが治ったらちゃんと墓参りいくから、も〜ちょっとまっててくれ
なお、おば〜ちゃんの命日は、弊社営業部のアシスタントクイーン・ウルトラKの誕生日でもある。が、これは激しくどうでもいいことである
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