あたくしは、天下無敵の晴れ女である(しかし、雪女でもある)
旅に出ようと出発したその日に梅雨が明けるという、この絶妙なタイミング。あたくし、笑いがとまらなかったが、しかしものには限度があろう。
18日午後1時 梅雨明け灼熱地獄の東京都心を、メッシュとはいえ黒いレザーの上下でバイクといういでたちのあたくし・・・。これを仮装大会と呼ばずなんという?
そして午後2時 日中で一番暑くなる時間に、同じく炎天下の高崎の街を抜けながらあたくしは、自分があわれであわれで仕方なかった
さらに、嬬恋に滞在すること4日間。いつでも貸し切りで入れる露天風呂、ルームサービスの食事。屋根付きテラスでコーヒー飲みながら、読書にふける・・・ あ〜一日ぐらいホテルでのんびりしてもいいよな・・・とおもいきや、朝、カーテンを開けるとさんさんと降り注ぐ太陽
ああ、今日も走れと、神の声が聞こえるぜ・・・・
いや、別に走らずのんびりしてりゃいいのだが、せっかく晴れたら走らな損とおもってしまふあたり、あたくしは激しく小市民である
雨でもふってくれりゃ潔くあきらめられるものを・・・
つことで、晴れ女も善し悪しなり
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