|  996SPS乗りの友人であるところの某という男が、なにやら増車をしたらしい・・・ 
 へぇ〜、何買ったんです?
 
 「おしえられませんね。見てからのお楽しみです^^」
 
 ・・・でたよ(--;チッ
 
 さて、ヤツが何を買ったか、仲間内では大騒ぎである。
 ヤツの美学からして、そんじょそこらのバイクではあるはずがない。テルブランチ・ドカティには興味なさそうだ。となるとやはり・・・
 
 「アグスタじゃね?」
 
 「F4-1000あたり?」
 
 「まさか、F4タンブリーニじゃないよな・・・」
 
 「この間の週末、バイク屋で展示してあったタンブリを一日中眺めてたって話だし」
 
 「ていうか、週末にいったいなにやってんだ。あのひとは?」
 
 「でも、ほかに彼がほしそうなバイクってないよね」
 
 「・・・まさかね・・・」
 
 アグスタF4-1000タンブリーニ・・・
 それは走る宝石と呼ばれる、世界最強の市販車だ。生産台数世界でわずか300台。お値段驚きの600万!
 
 ・・・ありえねぇありえねぇ(^0^;
 
 「もしF4タンブリーニだったら、霜降り焼き肉、死ぬほどおごります。」
 
 と、あたくしは試しに言ってみた
 
 「見て驚かないように!もはやアッシに敵はおりませぬ♪霜降り牛楽しみにしてます」
 
 ・・・(--;マジ?
 
 これは危険な賭だったのだろうか?あたくしはいま、昼夜をとわず、霜降り牛に羽が生えて飛び立つ妄想にさいなまれている。
 
 それにしてもこの男・・・
 
 家持ち(←ガレージつき)
 ドカもち
 タンブリーニもち(←予想)
 そして!
 
 独身・・・
 
 もはや誰もが羨望のまなざしを向ける最強のバイク乗りだ。しかし、断言しよう・・・
 
 ヤツは一生、嫁はもらえまい・・・
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