オートショップアオヤマ劇場 春の筑波スプリントレース編 いよいよ第三話
先を急ぐため、まず予選の結果を報告してしまおう。
祝!オートショップアオヤマ ブンゲンさん 予選4位でフロントローゲット!
予選通過タイムはなんと1分0秒9でブンゲンさん自己ベスト更新
とうとう1秒台を切ったこの男は、もうこれで本日のお仕事はおしまいさ!ぐらいの有頂天ぶりである。あたくしも「え〜・・・せめて3位はほし〜なぁ〜・・・」と言いつつも、はっきりいってこのタイムがでたのでほぼ満足。あとは6位以内に入ればラッキーだろう。「過度の期待は厳禁」、みそぎたまえは学習しつつあった。
そう・・・過去のレースで、アオヤマさんちのライダーたちがポールポジションを取るたびにあたくしは優勝の夢を見た・・・。しかし、スタートでウィリー5回もしちゃったり、ジャンプスタート(フライング)しちゃったりで、すっかり踏みにじられたをとめの純情・・・。「もう私、男なんて信じないわ!」となっても不思議ではなかろう。
それにしても、この日の筑波はビミョ〜な天気。今にも降り出しそうな空と、ちっともあがらない外気温。寒さのあまりあたくしは、タイヤウォーマーを体にまきつけたい気分だった。
おっ!まてよ?そういえばたしかタイヤウォーマーはもうひとつあったはずだな♪だいたいこんな時に使わずいつ使う?
しかしもうひとつのタイヤウォーマーは、雨のためにと備えたレインタイヤに巻かれて稼働中。
くそう!あたくしは、使うかどうかもわからないレインタイヤにも劣るというのか!これでレイン使わなかったらクギさしてやる!
仕方ないので、そのウオーマーが巻かれたレインタイヤにしがみついて昼寝をすることにした。なかなかいい感じでうとうとしていたのだが、しばらくして
あぢぢぢぢっ!!
・・・タイヤウォーマーは80度ぐらいになるので、使い道には気をつけましょう・・・(--;
さてタイヤウォーマーの熱さで目が覚めると、空は真っ青のどピーカン&絶好のコンディション
「さぁて、ぼちぼちいきますかぁ〜」
モトパチ君はバイクを押してコース入り口へ、ヘルプでやってきたヤングな少年2人は小道具をもってピットへ、ミツイさんはビデオ撮影のためメインスタンドへ・・・。
そしてあたくしは、フロントロー4番グリッドに並ぶブンゲンさんに「3位入賞、よろしくね!」とクギを刺すことも忘れなかったが、使わないと判明したレインタイヤに、こっそりぷすっ!とクギを刺すことももちろん忘れなかった(←うそ)
※写真は、CBR600RRのタイヤをあたためるタイヤウォーマー。ちなみにタイヤはBS。
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