THE ACUPPER RUNNING
走れ!Aかっぱ〜!

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アオヤマさんちの話


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2006年04月06日(木)
筑波選手権第1戦【4】
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2006年01月12日(木)
復活ツーリング
2006年01月02日(月)
少子化問題を考える
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筑波200km/2時間耐久..
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SEブチョーシリーズ(7)
筑波選手権第1戦【4】
さぁST600決勝!いよいよシグナルブルー!32台が一斉にスタートしたぁっ!!

おおっと!ブンゲン選手、いきなり出遅れ〜っ!

「あ〜あ・・・」
「やっぱり・・・」

いち、に、さん・・・し・・・ちっ・・・6番目かよ(--;

ブンゲンさんのスタートは遅かったが、ピットのやる気が失せるまでの速さは光よりも速かった。

しかし、このころ、ブンゲンさんは、ほらげっちがお尻の穴にわりばしを突き刺している姿が脳裏をかすめたのだろう。彼は叫んだ(←たぶん)

「ちくしょう!ほらげっちめ!」

ブンゲンさん怒濤の追い上げで1台を抜き5位に浮上!

「おっ、5位に浮上!」
「ま、予選4位だからね、つか、まだ先長いし、どうなることやら・・・」

過度の期待がいかに無意味であることを知り尽くしているあたくしたちは、淡々と経緯を見守った。

しかし、このころ、ブンゲンさんは、ほらげっちがお尻の穴にわりばしをつきさし、さらにそのお尻をフリフリしている姿を想像したのだろう。彼はまた叫んだ(←たぶん)

「オレは勝ぁぁぁつ!」

なんと、またしても1台を抜き、4位に!

「ま、いちお〜予選順位をキープってことで・・・」
「自己ベスト出してるし、今日はもう十分でしょ」

とても同じチームの人間とは思えないネガティブさである。

そしてブンゲンさんは、誰の期待も背負わず4位をキープしたまま、規定周回数半分を消化した

「ほぇ〜・・・ずっと0秒台キープしてるよ」
「前との差も縮まってきてるし」
「トイレにでも行きたいのかな?」(←ォィ)

そう・・・さらに自己ベストを更新したブンゲンさんと、前を走る3番手との差はだんだん縮まってきており、残り12ラップ目最終コーナーを出てきた時、この差は僅差となっていた。

「あれれれ、もしかして、抜いちゃう・・・・?」
「ぷぷっ・・・まさか、相手はチーム○○○○の×△ですよ〜^^;」

誰かこのピットのやる気のなさを叱る者はいないのか?

と、3番手と、4番手のブンゲンさんが1コーナーに消え、ピットから見えなくなったそして瞬間!サーキットの場内実況が、今日一番の絶叫を発した。

「あああああっと!転倒ぅぅっ!!1コーナー出口で2台接触っ!転倒ぅぅぅぅぅ!!!」

ええええっ!ブンゲンさんっ???!!転倒っ???

このあとあたくしたちは、この日のドラマが、まだ始まってもいなかったことに気づくのであった・・・

(つづく)


※写真はブンゲンさんのぱんつ。本文とは関係ありません。
2006年04月06日(木)   No.1280 (アオヤマさんちの話)

筑波選手権第1戦【3】
オートショップアオヤマ劇場 春の筑波スプリントレース編 いよいよ第三話

先を急ぐため、まず予選の結果を報告してしまおう。

祝!オートショップアオヤマ ブンゲンさん 予選4位でフロントローゲット!

予選通過タイムはなんと1分0秒9でブンゲンさん自己ベスト更新

とうとう1秒台を切ったこの男は、もうこれで本日のお仕事はおしまいさ!ぐらいの有頂天ぶりである。あたくしも「え〜・・・せめて3位はほし〜なぁ〜・・・」と言いつつも、はっきりいってこのタイムがでたのでほぼ満足。あとは6位以内に入ればラッキーだろう。「過度の期待は厳禁」、みそぎたまえは学習しつつあった。

そう・・・過去のレースで、アオヤマさんちのライダーたちがポールポジションを取るたびにあたくしは優勝の夢を見た・・・。しかし、スタートでウィリー5回もしちゃったり、ジャンプスタート(フライング)しちゃったりで、すっかり踏みにじられたをとめの純情・・・。「もう私、男なんて信じないわ!」となっても不思議ではなかろう。


それにしても、この日の筑波はビミョ〜な天気。今にも降り出しそうな空と、ちっともあがらない外気温。寒さのあまりあたくしは、タイヤウォーマーを体にまきつけたい気分だった。

おっ!まてよ?そういえばたしかタイヤウォーマーはもうひとつあったはずだな♪だいたいこんな時に使わずいつ使う?

しかしもうひとつのタイヤウォーマーは、雨のためにと備えたレインタイヤに巻かれて稼働中。

くそう!あたくしは、使うかどうかもわからないレインタイヤにも劣るというのか!これでレイン使わなかったらクギさしてやる!

仕方ないので、そのウオーマーが巻かれたレインタイヤにしがみついて昼寝をすることにした。なかなかいい感じでうとうとしていたのだが、しばらくして

あぢぢぢぢっ!!

・・・タイヤウォーマーは80度ぐらいになるので、使い道には気をつけましょう・・・(--;

さてタイヤウォーマーの熱さで目が覚めると、空は真っ青のどピーカン&絶好のコンディション

「さぁて、ぼちぼちいきますかぁ〜」

モトパチ君はバイクを押してコース入り口へ、ヘルプでやってきたヤングな少年2人は小道具をもってピットへ、ミツイさんはビデオ撮影のためメインスタンドへ・・・。

そしてあたくしは、フロントロー4番グリッドに並ぶブンゲンさんに「3位入賞、よろしくね!」とクギを刺すことも忘れなかったが、使わないと判明したレインタイヤに、こっそりぷすっ!とクギを刺すことももちろん忘れなかった(←うそ)


※写真は、CBR600RRのタイヤをあたためるタイヤウォーマー。ちなみにタイヤはBS。
2006年04月05日(水)   No.1279 (アオヤマさんちの話)

筑波選手権第1戦【2】
明けて8日(土)午前5時半

アオヤマさんちには、大勢のファンとスタッフが、ブンゲンさんの見送りに来て・・・

ませんがな!

見渡せば、きているのは名誉顧問のミツイさん、メカニックモトパチくん、ブンゲンさん、それとあたくしだけ?

・・・だよな・・・みんなあんまり期待してないんだよな・・・女将なんかまだ寝てるって話だし・・・

「いや、待ちなさい。今日は秘密兵器を用意したので紹介しよう!」

てんちょ〜が思わぬセリフを吐いた

「なんとヤングな19歳を2人用意した!」

じゅっ・・・じゅうくっ?

みると傍らには、我々が普段めったに接することのないヤングな若者が2名。彼らは前日たまたまお店に客としてやってきて、なんだかんだと話をしていいるうちに、実はてんちょ〜の(うん十年下の)学校の後輩であることを知り、さらにレースもとっても興味があるという話になったそうな。

「おぉそうだ!今思い出したんだが、明日は偶然にも筑波選手権。よかったらレースの手伝いでもしてみるかね?」

オヤジの巣窟と化しつつあるチーム・オートショップアオヤマ。
確かにアオヤマさんちにはヤング・ナカヤマというライダーがいる。しかし、ヤング・ナカヤマはこのオヤジ軍団の中では相対的にヤングだが、実はすでに大台を超えており、もはや絶対的ヤングではないことに、我々はやっと最近気がついた。ふと見渡すと、気力はさておき、いかんせん体力がないものばかり。ここいらでヤングなパワーがほしいと思っていたてんちょ〜の目は、そのときギラッと鋭く光ったに違いない。

てんちょ〜は女将に合図を送ると、女将が一瞬のうちに若いエキスを吸収、2人の若者たちの意識がもうろうとしたところへ、てんちょ〜の巧みな話術・・・。何も知らない19歳の少年なぞ、この妖怪夫婦の手にかかったらひとたまりもない。かくして少年2人は急遽スタッフとして参加することになったのだ・・・・と、おもう。

以上のような経過で、ヤング2人と特別顧問ミツイさん、ブンゲンさん、モトパチくん、そしてあたくしの6人は、一路早朝の筑波へ向けて出発した

そう・・・このときはまだ、この日劇的なドラマが起きることを、誰も知るよしもなかった・・・

(つづく)
2006年04月04日(火)   No.1277 (アオヤマさんちの話)

復活ツーリング
さて、手術まであと数日となったあたくし。しばらくバイクはお預けになるのだと思うと、実に寂しいことこの上ない。

そういえば、怪我をして復活ツーリングにでるまではちょうど2ヶ月かかったのであったな。
しかも復活したその日にいきなりたちゴケするという実におまぬけ千万な話だ。そういえばあの復活ツーリングは、アオヤマさんちのお歴々と走りに行ったのだった。

あの日は沼津の魚河岸「丸天」に行き、さらに伊豆を走ってくるというゴキゲン・コース。
しかもあたくしは、ウナギなツナギをはじめて着用して参加した。

みんなでツナギでいこうぜぃ!

・・・と言っていたのに、当日海老名に集まったとき、見わたすとツナギをきてきたのはあたくしひとり・・・(--;ォィ

「丸天行くのにツナギなんかフツー着てこないよね・・・ぷっ=3」

そう笑ったのは、裏切り男の代名詞、ほらげっちである。


しかし天はあたくしに味方した。

沼津へ向かう途中、あまりの寒さにほらげっちは顔面蒼白で訴えたのだ。

「てっ・・・てんちょ〜・・・、このあたりにユニクロとかないすかね・・・つか、みそぎさん、寒くないの?」

ちっとも。なんてったってツナギですから。ほ〜っほっほっほっ!

「・・・・ちくしょう(--;」

みそぎ たまえ、対ほらげっち初勝利な気分で、(たちゴケした以外は)実に愉快な復活ツーリングであった。


てなわけで、今回手術をして復活するころには、陽も長くなってちょっとはあったかくなっているだろう。

赤城はまだダメかな?榛名は?那須・日光は?

皆の衆、復活したらまたよろしく頼むぜ!

※写真は、睡眠中、頭部にペイントを施されたほらげっち。本文とは関係ありません。

2006年01月12日(木)   No.926 (アオヤマさんちの話)

少子化問題を考える
年末のアオヤマさんちの忘年会の帰り道のことだ。てれてれと駅まで歩くあたくしに同行するはコマツバラ隊長。

コマツバラ隊長といえば、先日の筑波2時間耐久ロードレースに出走した、名だたる巨乳マニアだ。
筑波の2時間耐久レースでは第三走者をつとめるも、決勝2ヘアで涙の転倒。アルムおんじが精魂込めてつくりあげた、かのうつくしきアルプス01号はみごと大破し木っ端みじんこ。しかし全身あざだらけになりつつも2ヘアから自力でアルプス01号をピットまで押してもどってきたあの隊長の姿に誰もが涙を流した・・・のは一瞬で、打上げでの席では終始正座を余儀なくされ、みんなから袋だたきにあったのは当然の結果であろう。

この日隊長は、ほとんどの料理が出尽くし、宴もたけなわの頃にやってきたと思ったらいきなりマイクを強奪。あややの「桃色片想い」を歌詞も見ず、高い音域もものともせず、「胸がキュルルン♪」と熱唱。しかもおそろしく上手い。
隊長は毎朝、あややの音楽で目を覚ますに違いないと、誰もが確信した一瞬であった。

さらに遅れてやってきたくせに最後のじゃんけん大会で、なんとスズキ・チョイノリをみごとGet。本日のおいしいところをすべてかっさらっていたが、つまり、耐久で転倒したことなぞ、とっくの昔に忘却のかなたななのだ。

ということで、コマツバラ隊長の2005年を駆け足でふりかえってみたが、別に隊長のことを話したいのではない。

その忘年会の帰り道、隊長とあたくしは駅に向かう途中で、大破したホンダ・ホーネットを路上で発見した。

「事故だね。ちょっと手伝おうか」

とりあえず交通のさまたげになっているこのバイクと、ちらばる破片を路肩に寄せた。で、ライダーはどこよ?とあたりをみまわすとガードレールにしがみついて、絶叫している青年が約一名。涙と鼻水とよだれでもう顔がぐちゅぐちゅだ。

「だいじょうぶ?どこが痛いの?」

彼は股間を指さした・・・・

あたくしは男のようなやつだと言われているが、実は女なので、股間を打ったときの痛みはど〜も理解できん。
みれば、粉砕した彼のバイクのタンクの手前部分、つまり股間部分がみごとにぺこんとへこんでいる。大きさにして、こぶし大。

たいちょ〜・・・これってどうなのよ?

「・・・想像したくないね・・・ぅぇっ」

ほ〜・・・殿方はおちおちブレーキもかけられんのだな・・・。

股間以外にはとくに大きい外傷もなく、頭もはっきりしていた彼は、しかし救急車がきて搬送されてからも、ずっと痛い痛いと泣いていた。

少子化の世の中、あたくしと隊長は、彼のタネの無事を心から祈ってその場を去った次第である。
いや、心配するのは少子化問題じゃなくて、事故のことなんだが、とにかく今年も安全運転こころがけましょう・・・

2006年01月02日(月)   No.839 (アオヤマさんちの話)

写真集
日記かく時間がないので、耐久レースの秘蔵写真をご紹介♪


噂の給油機 そそぐくん だったか、そうにゅうくん だったか



チェッカーフラッグを受けた瞬間のピットクルー



ブンゲンさんの優勝パフォーマンス(ただし本人とバイクは煙にまかれて見えません)



勝利のシャンペンの直撃をうける平○さん


2005年12月08日(木)   No.753 (アオヤマさんちの話)

筑波200km/2時間耐久ロードレース(その4)
レース前日の金曜日は、耐久レースに出る人たちの公式練習が行われた。ST600の4人は朝8時には筑波入り・・・したわけではない。
走行時間が遅い平○さんは、カノジョのガミちゃんと一緒に同伴出勤。余裕の10時集合だ。オレ様はいつもマイペースである。

平○さんとガミちゃんはじめ、アオヤマさんちのお歴々は今、あっちもこっちも花盛り。

ということで今回は、筑波に咲く恋の話と、いこうじゃないか。

モトパチくんのカノジョ、通称「エルメス」は清楚で美人な、実に素敵なお嬢さんである。
レースが終わって、片づけの時、誰が指図するわけでもなく、すっとでてきてほうきであたりを掃いているエルメスを見た、ツナギが大きいほらげっちは、そのエルメスの姿をうっとりと眺めていた。

「いいねぇ〜・・・エルメス・・・」

そして、となりにいたあたくしを横目でちらっと見てため息をついたのをあたくしが見逃すはずはない。実におおきなお世話である。

「それにしてもエルメスといいガミちゃんといい、もっといい男がいるだろうにねぇ・・・なんだってまた・・・」

ぼそっと言った、ツナギが大きいほらげっちのこの台詞を、平○さんとモトパチくんにはあとでこそっと教えてやろう。ツナギが大きいほらげっちは早晩、袋だたきだ。あたくしは速攻でネタ帳にメモをとった。

おっと、恋の話だったな。

さて、そのエルメスは、ライダーとして走るモトパチくんのために金曜の仕事を終えると、電車を乗り継いでやってきた。ひとり降り立つ無人の石下駅、そこに待つのは大事な飲み会ミーティングを抜け出して迎えにきたモトパチくん。
これがクリスマスの夜だったり、筑波エクスプレスではなく成田エクスプレスだったりしたら、ロマンチックもひとしおなのだが、まぁ、ここは二人の愛のために目をつぶろう。

そもそも、モトパチくんは今回のレースで一番忙しい男である。
スーパーメカニック師匠のうえ爺がくるっていっても、来るのは所詮前日のこと。それまで3台のマシンを見て、かつ走行練習もこなさなくてはならない。
レースの前数週間は、おそらくずっと、寝るヒマもなかったはずだ・・・。

土日が休みの丸の内OL、エルメス。モトパチくんと一緒に休みを取ってドライブ・・・そんな甘い夢をみることもエルメスには許されなかった数週間。

「でも・・・」

エルメスは言った

「でも、『レースをやっていることに誇りを感じている、どんなに忙しくても、好きなことだから全然辛くない』って、言うんです」

なにお〜っ?! ちっ・・・モトパチめ・・・エルメスの前だからってかっこつけやがって・・・

このモトパチくんの台詞を、あとでてんちょ〜にこそっと教えてやろう。これでヤツにクリスマスがくることはない。あたくしは、速攻でネタ帳にメモをとった。


いや、あたくし、べつに、人の恋路を邪魔してるつもりは全然ないんですよ。はい。
2005年11月18日(金)   No.713 (アオヤマさんちの話)

筑波200km/2時間耐久ロードレース(その3)
ところで、今回の2時間耐久NS2クラス。
シングル250ccで戦われるこのレースはなんとエントリーが40台!ご存じ筑波のグリッドは32。しかし申し込みが殺到し、無理矢理40台まで枠を増やしたそうな。

しかし、だ。このレースには予選はない。
どうやってグリッドを決めるのかというと、そう・・・・抽選である・・・。

抽選の受付は前日夕方から行われており、グリッド番号がかかれた三角くじをチーム代表が一枚ひくことになっている。
指定時間内に勝手にいってひくので、高校野球のように大きなステージがもうけられ大抽選会が行われるようなことは、残念ながらない。

抽選会場に行く途中、すでに抽選を追えたのだろう、がっくり肩をおとしてとぼとぼガレージに戻る人、満面の笑みで走って帰る人・・・実に人生模様である。
ちなみに途中ですれ違ったにこにこ顔の女性は、2番グリッドをあて、最終的に表彰台に立つことになる。

それはさておき、すでに陽が落ちて、筑波の冷え込みはますます厳しくなるなか、走行練習を終えピットも片づけた我らがガレージ・アルムおんじ&オートショップアオヤマチームは、そのときいたメンバー全員で抽選会場へ向かった。
ちなみにこんな大人数で抽選へ向かうチームはほかにはいない。当然である・・・我々は本気なのだ。

すでに3分の1ほどのグリッドがうまっていたであろうか。まだ1番グリッドはあいていた。加えて言うなら40番グリッドもあいていた。

今回、この抽選をひく大役を背負ったのはアルプス01号2番手走者モトパチくんである。

モトパチ!がんばれよ!

みなが両手を合わせて抽選を見守るこのチームの異様な雰囲気に、主催者側のカメラマンも思わずカメラを向ける。

モトパチくんが一枚ひいて、たかだかとあげた!

グリッド32 

・・・・全員が頭をかかえてへたり込んだ

「てめぇ!普通のレースだったら32って、逆ポールじゃねぇか!」

「どうせなら潔く40番あてろよ!」

「ちっ・・・これじゃ日記のネタにもなりゃしねぇ〜(←してるし)」

誰もがこの中途半端な32という数字に、いらだちを隠せなかった。

しかし、我々は信じていた。第一走者のほらげっちが、平○さんが全日本現役時代にやったあの「31台ごぼう抜き」を、ふたたび演出してくれることを・・・・

翌朝、雨の中筑波入りしたほらげっちは、言った。

「オレに任せろ!なんの!31台ごとき」

新品のツナギを着たほらげっちは、とてもおおきな存在に見えた。それはツナギが大きめにできていたからだけではないかもしれないのではないかもしれない・・・・
2005年11月17日(木)   No.709 (アオヤマさんちの話)

筑波2時間/200km耐久ロードレース(その2)
常日頃、バイクバイクと騒ぐ娘に触発され、おか〜ちゃんが「レース」なるものを見てみたいと言い出したのは、実は夏頃の話だ。
今度、耐久レースあるんだけど、応援に来る?

「いくいく〜っ!レース、見てみたい!」

しかしあたくしは、おか〜ちゃんのレース観戦に際し、レースは莫大なお金がかかるということをしっかり説明し、みそぎたまえの母として手ぶらで来ることは許さないと伝えた。

「じゃあさ、さんまとかどう?さんまもってくよ」

へっ?

確かに地元ではさんまが揚がっており、まさに旬。しかしここでなぜ差し入れに"さんま"を発想するのか、おか〜ちゃんの思考回路を、あたくしは激しく疑った。
あたくしたちに、ピットで焼いて食べろというのだろうか。お願いだからやめてくれ。

「あ、じゃみんな家にもって帰れば?」

トランポが、魚臭くなるでしょ〜(T_T) あのさ、おにぎり100個。コンビニで買ってきて。

「あら、そんなでいいの?絶対いいとおもうんだけどねぇ〜、さんま」

ということで、なぜか強固にさんまを主張する母を説き伏せ、前日からコンビニに注文しておいたおにぎり100個となにやら自分で焼いたケーキだかをもって、おか〜ちゃんは、イトコのモモちゃんといっしょに、車を飛ばして筑波に登場。
なお、モモちゃんといえば、ほらげっちの飼ってるヤモリもモモちゃんだが、あたくしのおか〜ちゃんのイトコのモモちゃんは、ヤモリではない。

さて、登場まもなくNS2クラス決勝が始まったのだが、いかんせん2時間もただぐるぐるまわるレースである。
ルールはおろか、バイクの事などなにもわからない2人は退屈していないかと、レース終盤、様子を見に行ったら、ギャラリーから乗り出して夢中になって手をたたいていたのにはあたくしもおったまげた。

「いやいや、あんた、も〜、すごいよ」モモちゃんが興奮して言った

モモちゃんとおか〜ちゃんは、途中でどれが先頭だかわからなくなり、はたしてどうやって順位を決めるのかとても疑問に思ったらしい。

「んでさ、派手な革の着た人にきいてみたんだよ。あんた、そしたら、なんだって?バイクにセンサーだかなんかがついてて順位がわかるんだってないの!いや、おら、おったまげだぁ〜」

派手な革の服の人とはおそらくツナギを着たライダーのことと思われるが、福島弁なまりたっぷりでこんな質問をされたライダーに、あたくしはちょっと同情した。

「んで、あんたんとこのバイク、途中からこなくなっちゃったけど、なんかあったのけ?」

はうっ・・・

ま、そんなこんなで、わからないなりに、なにもかもが初体験で2時間はあっという間だったららしい。

2人は、ST600のスタートから数ラップを見て、時間がないからと帰っていった。しかし250ccのNS2クラスとは迫力もスピードも違うST600のレースを最後まで見ずに帰るのは実に後ろ髪を引かれる思いだったそうな。

夜になって結果はどうだった?とおか〜ちゃんからメールが届き、ブンゲンさんと平○さんが優勝したよ!と電話で報告。おか〜ちゃんは言った。

「すごいね〜、ブンゲンさん、走ってるときはかっこよかったもんねぇ。男をあげたね!」

・・・走ってるときは・・・・?

親子の感性はやはり似るのであるな。
2005年11月16日(水)   No.705 (アオヤマさんちの話)

筑波2時間/200km耐久ロードレース(その1)
オートショップアオヤマさんちの名誉顧問ミツイさんから郵便物を受け取ったのはレースの余韻さめやらぬ数日後

中にはDVDが1枚。きれいにカバーが印刷され、「筑波耐久ロードレース」の文字。レースの映像だった。
今回は、先日のあたくしの伊豆復帰ツーリングで久しぶりにご一緒頂いたアベさんもビデオを回しており、お二方の撮られたビデオがうまく編集されたみごとなDVDだ。
届いて以来、あたくしは何度となく再生しては、ひとりでにやにやしている。

すでに筑波の公式サイトに結果が出ているので、ご存じの方も多いと思うが、改めて報告しよう

筑波200km耐久ロードレース
祝!オートショップアオヤマ&Fujikura Express 平○・ブンゲン チーム 優勝!
祝!オートショップアオヤマ&Fujikura Express プリン・ヤング チーム 5位入賞!


先日紹介したとおり、この4人ってあ〜んな人たちだけど、こ〜んなすごいんだよ!!

今年一年、ずっとレースを手伝ったり、見たりしていて、いちばんをとるっていうのはほんとに大変なことなんだと実感している。それだけにチェッカーに振られてブンゲンさんがゴールしたときは、ほ〜んとにほ〜んとにうれしかった。

でも、表彰式の一番高いところに立つ平○・ブンゲンが、お互いにシャンペンかけあって、びしょびしょになって、しかも平○さんなんて、シャンペンが耳にはいっちゃって、片足でトントンしていたのを見た2位3位のライダーたちは、「あんなアホなやつらに負けたのか」と、あの日は眠れなかったんじゃないかとおもう。

表彰台は3位までだったけど、プリン・ヤングチームも5位入賞できっちりポイントを稼いだ。ヤングは、去年の耐久以来タイムをえらいペースで縮めており、「いよいよ来年はオレの時代だぜ・・・・」彼の表彰台を見る目は光っていた。
プリンさんは、表彰台より、競馬の結果が気になって仕方がない様子だった。

一方、今回のメインレース、アオヤマさんちの話題をさらった、2時間耐久NS2クラスのアルプス01号は、途中トラブルに見舞われあわやリタイアかと思われるも、アルムおんじが手腕を発揮しアルプス01再出発!しかし・・・!

おっと、ここから先の話はあとのお楽しみだ^^

つことで、忙しくてなんだか全然アップできないまま、耐久のことも会社のことも、とにかくネタがたまりにたまってしまった。今週は有給とっても書くぞ!絶対書いてやる!

追伸:ほらげっちへ あたくしの辞書に容赦という言葉はない
2005年11月15日(火)   No.702 (アオヤマさんちの話)

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