さて、抜釘後、あいかわらず腫れ上がり、そして湾曲しているあたくしの小指。これってほんとに治ってんだろ〜か?今日はせんせ〜に問いただしてやる! 週に一度の診察日、あたくしは意を決して診察室の扉を開けた。
せんせ〜・・・これはいったい、どういうことで?
「おおっ!いいね!関節がよくまがるじゃないの!」
・・・・先制攻撃・・・・(--;
そっ・・そ〜なんででしょうか?
「うん、ほら、角度もこんなに曲がるようになってるし、いいねぇ〜」
そ〜か、そういわれてみれば・・・みかけは悪いけど、けっこ〜曲がるような・・・
「これはちゃんとリハビリちゃんとやってるね?偉いぞ!」
えへへへ(^^)ゞ
「術前とは全然ちがうな〜、よくがんばってるね」
んも〜、せんせ〜の腕がいいからですってばっ^^
あたくしは子供の頃、おに〜ちゃんたちに「世界一のおりこうさん」といわれると、何でも言うことを聞いたらしいが、根本的なところでいまだ成長がないらしい
「腫れがひくのは時間かかるから、もうちょっとがんばって」
は〜い^^がんばりま〜す^^ ・・・と、先生に詰め寄ろうとしていたことはすっかり忘れにこやかに答え、そしてなんとなく傍らのレントゲン写真をのぞき込んだ・・・ありっ?
あの〜・・・この、指の中に見える線のようなものはなんですか?
「あ、それ?クギクギ。チタンのクギだよ」
へっ?
「軟骨を固定してるんだよ」
あの〜・・・つことは、まだあたくしの体には金属パーツが入っているということで・・・?
「そう、そのうち取るけどね」
ほぇ〜・・・そうか、まだ入ってるんだな♪なんだか最近、クギだのボルトだのくっついてないと、なんだか怪我人扱いされないのでちょっと寂しいと思っていだのだ。
それに、飛行機に乗るときの金属探知機!鳴っちゃうのかな〜♪一度試してみたかったんだよね。
よし!飛行機乗りに行こう!
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