A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



『鹿児島を見て死ね』


あたくしの故郷ふぐすまいわき市というところは、東北なのに冬でもあったかいことから「東北の湘南」と呼ばれている・・・というか、無理矢理よんでいるのだが、頼むからやめてほしいと思っているのはあたくしだけではあるまい。

いわきの海岸沿いには椰子の木やソテツなどを植えられ、そらもー一生懸命暖かな雰囲気を出そうとしてはいるが、冬になると「こも」が巻かれるあたり、どうにもこうにも痛々しい。いくら暖かいとはいえ所詮東北である。阿武隈山脈から吹き下ろす風は強く冷たく、太平洋の波は高く荒い。

なんで日本人は無理矢理そんな形容詞つけるかね。もっと自分の街に誇りを持ったらいいだろうに。

と、夫のSEブチョーに意見したところ、

「ちなみに我が故郷、鹿児島市も東洋のナポリといわれておる」

でーっ!これまた恥知らずな!わかった!ナポリタン消費量日本一!?

「たわけ、ナポリにナポリタンはない」

『ナポリを見て死ね』ってことわざしってます?世界遺産にもなったあの街の名を語るんですからそれなりの理由がないとあたくしは納得しませんよ

「しるか」

。。。などと、まぁ、そんな激論が交わされた数日後。とあるイタリアンレストランに行ったあたくしは、なぜか店頭に鹿児島市の写真が飾られているのを発見した。

でー!SEブチョー!こんなおいしいイタリアンのお店なのに、なぜか鹿児島の写真が飾ってありますよ!とんだマニアック野郎がいたもんですねー

「愚か者め、これはナポリの写真だ。語るに落ちたな」

でーっ!鹿児島とナポリそっくりじゃないですか!

ということで、まさに鹿児島は東洋のナポリだったって話。

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さぁ、鹿児島はどっちだ?

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2015年01月14日(水) No.332 (みそぎ家)