A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



テツとの戦い


一流大学工学部の修士をおさめた秀才君で、スキーもインストラクターなみのスポーツマンだが残念ながらテツであるところの、あたくしの同僚のタケシ。この正月は実家の大阪に帰省したのだが、帰りはなんと青春18きっぷで帰ってきたそうな。

どぇーっ!大阪から何時間かかったの!?

「12時間ぐらいかな。それよかさ、きっぷがまだ余ってて、今週末は新潟までスキーにいくんだ。ィェィ」

新潟まで青春18きっぷ?何時間かかるのさ

「5時間ぐらいかな」

一生青春やってろ

「でも駅降りると目の前スキー場でさ。しかもガラガラなんだぜー。リフトも待ち時間なし」

気をつけなよー。私のまわりもさスキーで靭帯切ったととか骨折したとか最近多いんだよね。もう若くないんだからさー。

「いい年こいてバイクでレースやって骨折してるヤツにいわれたくないよ」

むかーっ!タケシなんかテツのくせに!テツテツテツ!ばーか!

「ふははは!でわよい週末をっ!」

タケシは風にように去って行った。
タケシには、なにをやっても勝てません。

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2015年01月12日(月) No.331 (おしごと)