A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



自由の翼、進撃の巨人を撃つ


つことで、お祭り大好き、あたまにザがつくにわか楽天ファンみそぎたまえです。行ってきました、日本シリーズ第6戦。
っても、ヤフオクでのチケットはあり得ないぐらい高騰してたので、Kスタ前のパブリックビューイングだけどね。

この日はちょうどおかあちゃんの7回忌が実家ふぐすまで行われていて、法会がおわったあと、あたくし立ち上がって曰く

よし!仙台いくぞ!

そもそもアンチ巨人なので、楽天を応援することにやぶさかではないが、しかしなんだって仙台くんだりまで行かされるのかさっぱりわからないという表情のSEブチョー。
一方、仙台に行くと立ち上がったあたくしたちを、「え−!オレもオレも!」と便乗するはあたくしと同じ遺伝子をもつ、特段楽天ファンでもないあたくしのおにーちゃん。3人でミニクーパーミニラ号をとばして3時間。着きましたよ、杜の都仙台。

仙台と言えば、まずは牛タンか寿司か。ここはすかさず寿司を選択。すし哲の煮タコのにぎりは絶品だななどど語る余裕さえあるあたくしたち。そう、今日で長かったシーズンも終わるのだ。田中あっぱれ!よくやった!すでにあたくしたちは勝利に酔いしれていた。

そして電車で2つ先のKスタのある駅まで。この時点ですでに試合は始まっていたが、これから応援に行く人もまだまだいるようで、ホームはすごい人だかり。

「1点はいったみたいですよ♪」隣にひとりで並んでた美人さんが声をかけてきた。

ふははは!これで田中ががっつりおさえて、優勝だぜ!

しかし結果はご存じの通り。
田中が160球投げ終わった時は泣いてる人もたくさんだった。あのときはだれもが、日本で彼の投げる姿を見るのは最後だと思っていたから。

そんなわけで、あたくしとSEぶちょーとおにーちゃんの3人は、はげしくしょんぼりして帰ってきたのだが、そもそも、にわかファンが、優勝するシーンだけを見てお祭り騒ぎにあやかろうなんて、ずうずうしい話だよな。
あたくしはチキン野郎なので、負けそうだったり、ぎりぎりの試合だったりするともう見ていられなくて目を背けたり、テレビだったらチャンネルかえちゃったりする。

ところがこの間、Jリーグの試合を初めて見る機会があったのだが、負けが確実な試合でも最後の最後の1秒まで声をあげて応援するサポーターの姿が、ちょっと胸に響いた。
選手たちの勝利のシーンを見て涙し、歓喜する権利は、そんな君たちにこそあるべきなのだ。

とはいえ、普段は野球を見ないひとたちをもシビれさせた仙一と田中、あっぱれ!

祝!イーグルス日本一!

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2013年11月05日(火) No.313 (スポーツ)