A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



筑波ロードレース選手権第5戦【その2】


筑波選手権第5戦は、シリーズチャンピオンをねらうヤングなライダー、シンジョーくんとブンゲンさんの一騎打ちが予想された。

なんつったってこのシンジョーくん、今年はとにかく絶好調。筑波全5戦のうち、すでに2戦で優勝しており、先日のもてぎではコースレコードをだしたとか?筑波ではすでにシリーズチャンピオンはほぼ確定。となればやっぱり最後は優勝で飾りたいところだろう。

しかし!その行く手を阻むのが、我らがチョー悪オヤジチーム・オートショップアオヤマ、エースライダー・ブンゲン選手だ!

なにが気に障るって、シンジョーくん若干23歳。若いときいただけでオヤジたちの闘争心はめらめらと燃え上がっちゃうんだよな。まぁあたりまえといえばあたりまえ。ライダーたるもの、常にオレ様がナンバーワン。若い芽は徹底的にたたきつぶすことに躊躇はないのだ。

若者は耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、このオヤジたちをたたき台にしてそして世界に旅立つのだ!そう、これは我々が世界へ旅立つ若者へ与える、最初の試練なのである!

つことで、そのシンジョーくんの、まさに伸びんとする若き芽をガッツリ刈るべく、ブンゲン選手コースイン!そんでもって、いきなり痛恨の予選5位・・・・(-"-)ハァ?

若い芽をつみ取るどころか、もはや枯れ葉となって駆逐されそうな勢い・・・。嗚呼、やはり老兵は去るのみなのか?

フロントローを逃すというありえない失態に、クルーたちは激しくブルーであった。

さらに、そのブルーなそれに追い打ちをかけるように、隣のガレージでは夫婦げんかの大バトル。

「コノ、ウワキモノ!」
「ヨバイオトコ!」
「アノ オンナ ト セックス シタ デショ!」

・・・などと、それはそれはプリティな金髪のおねいさんが、いったいどこで覚えたんだ?という日本語を並べたて、髪の毛つかんで引きずり回すわ、物は投げるわの大バトル。つか、あたくしはがーがー寝ていたのでライブで聞けなかったけど、聞いてたみんなは、今日一番の熱いバトルだったって言ってたけどね・・・。

ちなみにその浮気をしたナニガシという選手のこの日の結果は、当然語るまでも、ないわなぁ〜(合掌)

そんなこんなで、ブンゲンさんの決勝は、5番グリッドから出走とあいなった。

(つづく)

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2007年10月21日(日) No.194 (レース::筑波ロードレース選手権)

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