A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



サイレンサー


「まぁ、サイレンサーの取り付けなんて、あたくしにはたいしたことない作業だったわ。ほほほっ」

と、あたくしは修理したサイレンサーを自力でつけて、アオヤマさんちのツーリングに行ってまいった。実際はそれはそれはたいしたことある作業で、あたくしのしらうおのような手は爪の中まで真っ黒になり、その汚れは2日たってもまだとれず、どこにひっかけたのか腕は傷だらけ。まったくもって、いい年した女子のやることではない。

しかし、あたくしのプライドにかけてそんなことを暴露するのは愚の骨頂。なんのサイレンサーごとき、鼻歌歌いながらものの30分で取り付けたわ、と、あたくしはみんなにおおうそをつく。

そしてツーリングのてんちょーのブリーフィング

「あ、それからみなさん、本日、約一名、サイレンサーが脱落する可能性のある参加者がおりますので、後ろを走る方はご注意ください」

むきーっ!そんなことあるかいっ!

とおもったら、そんなことがありました。・・・その後80km走った休憩先でふと見るとナンバーステーぶらんぶらん・・・4つのうち3つのビスが吹っ飛んで、脱落寸前。
しかもツーリングもたけなわの頃、ただでさえ熱いシート周りがいつも以上に熱くなり、サイレンサーの接続部周辺のフレームがみるみる黄褐色に変色しはじめた。つか、これ廃棄漏れ?

うわーん、てんちょー!ごめんなさい!あたくしが悪かったです!

あたくしはそのままお店にローラを預け、メカニックモトパチくんの手でサイレンサーをも一度きれいに取り付けてもらったってめでたしめでたし。

とおもったら、その後ゴールデンウィークに感じ悪いツーリングチームと伊豆に走りにいった時、今度はテールランプのビス1本吹っ飛んだとさ。

つか、どんだけ振動するんだよ

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2012年04月28日(土) No.301 (Ducati749s ローラ号)