A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



筑波耐久茶屋


2006年筑波耐久茶屋では予選が行われたのはST600のみ。TC12とNS2のグリッド順は抽選だ。

いかんせん、くじ運の悪さには定評のあるアオヤマさんちだ。打開策として、今年の夏のTC12 筑波2時間耐久レースでグリッド1番をあてたチームを、抽選のためだけに完全出来高制でスカウトするという話もでたぐらいだ。

そんな中、抽選でポールポジションを取るという最強のくじ運を発揮したのは、15年ぶりにレース出場したデシュー・オガワ氏!
実力で勝ち取るポールポジションと抽選で勝ち取るポールポジション。どちらが難しいかと言ったら、抽選ではなかろうか!?

この結果に、ライダーたちは悲喜こもごもである。

「まいったなぁ〜ポールシッターだよ〜(^0^)vィェィ」と、抽選なのに、しかも自分がくじをひいたわけでもないのにとても偉そうなほらげっち。しかし、彼にとっては人生最初で最後のポールポジションだ。多少のことは大目にみてやろう。

かたや当の本人オガワ氏とはというと「ヤバイでしゅ〜」と、プレッシャーに押しつぶされんばかり。ポールシッターになったことを喜ぶどころか、「今日は眠れないでしゅ〜」とほとんど泣きそうだ。あわてて新品のヘルメットに塩をふってお清めする姿は(笑いで)涙を誘う。

本当に彼はグリッドにたてるのか?

さて、初登場するはNS2クラスでプリンさんとビューティペアを組むランディ・ド・アフリカ。ドカティやカワサキで数々のレースに参戦してきた経歴をもつ彼は、謎の国家公務員である。今回はサーキットにビューティな愛人とプリティな愛犬を同伴だ。

そのアフリカさんだが、仕事で抽選に立ち会えないプリンさんに代わりくじをひいたが、結果44番グリッド。後ろから6番目というこれまた中途半端なポジションに、アフリカさんは気も狂わんばかりだ。
「うわぁぁぁ!オレはどうやってプリンさんに報告したらいいんだぁ!」
プリンさんに半殺しにあうのが目に見えるようであった・・・

TC12に至っては、またしても後ろから6番目のグリッド69。たいちょ〜やる気あんのかよ!こっちも中途半端な位置だな!いさぎよく75番あてろよ!!だいたい69ってのは下品だぞ!煩悩が丸見えだ!
くじをひいたおっぱい星人コマツバラたいちょ〜は、みんなに袋だたきであったが、同情の余地はない。

・・・とはいえ、やはりオガワ氏のひいたグリッド1番は、チームを一気に盛り上げることになる。オガワ氏は練習走行でもトップクラスのタイムをたたきだした。オガワ氏はNS2のエースとして名実ともに君臨しだのだ。
当日は彼に99%ぐらい走ってもらい、タイムに伸び悩むほらげっちには、ま、数周走ってもらう作戦で、上位入賞は固いだろう。我々は期待に胸をふくらませた。あたくしも気分だけはFカップだった。表彰台が見えたようだった。我々は、有頂天だった・・・

ああ、このとき誰が、あのレースの惨劇を想像したであろう・・・


※写真はST600で2位表彰台のブンゲンさん&てんちょ〜

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2006年11月15日(水) No.52 (レース::耐久)