A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



女を磨く


実はここ2-3週間ほど、美容室に行きたいなぁ〜・・・などと、珍しく女らしいことをを考えていた。(←男でも美容室ぐらい行く)

しかしあたくしは、先日ツーリングの折、その美容室にいく軍資金を高速道路で飛ばしてしまうという、この上ない不幸(詳細別途)に見舞われ、断腸の思いで断念していたのであった。

さて、そんなあたくしが、青山を歩いていたときのこと。

「おねぃさん、おねぃさんヽ(^^ ) 」

なんとナウでヤングな殿方が、あたくしに声をかけてきた!

ちなみに青山といってもオートショップアオヤマではなく、東京都港区青山・・・表参道だ。だいたいオートショップアオヤマさんちにナウでヤングな男なんて来ないし、そもそもナンパなんてされない。ていうか、やれるもんならやってみろ。

おっと、アツくなってしまったな。さてそのナウでヤングな彼が、たたみかける。

「ボクちかくの美容室の者です。髪切る人探してるんですが、最近、髪切ったのはいつですか?」

・・・?美容師とな?

「そうなんです。カットする人探していて、今日は平日昼間ということで全メニュー半額でやります。どうですか?」

まじ?ホントにただの美容室?ホントはエステだったりして、キャッチセールスとかじゃないの?

「ちがいますよっ!ホントにふつ〜の美容室ですってばっ!」

ほんとか〜?

「これがプライスリストで、これがお店とウチのスタッフ、それから髪型の写真。値段はこの半額こっきり!ホントです!」

ふむ・・・実は髪は3ヶ月切っていないんだ。よく見抜いたな

「ええっ!ほんとですか?」

驚いたふりして、ホントは「やっぱり」って思ってるね?髪がぼさぼさの人を選んで声かけてるね?

「そそそそ・・・そんなことないですよっ」

焦っているところを見ると、そうなんだな?

「ち・・ちがうすよ〜(T_T)]

泣くな。冗談だ。ところで切るのはキミ?

「いや、ボクは見習いでまだシャンプーだけ^^」

あっ!それでカットの練習台にあたくしを使う気だな?!そういうことだな?

「ちがいますってば〜っ!ちゃんと別なスタイリストが切りますから〜T_T」

うむ・・・ホントにこの値段なら行ってやろう。実は髪を切りたくて仕方なかったのだ。

「わ〜い!ありがとうございます!お店、こっちです!いきましょう!」

という経緯があり、あたくしはナンパされるまま美容室に行って、しかも超破格で女を磨いてきた次第だ。

それにしてもこの店は、スタッフがノリノリで美容室というより居酒屋のようなうるささだったが、カットしてくれた人が昔スキだった男に似ていたうえ、トークも絶妙だったので、すべてゆるしてやることにしよう。えへ♪


※写真は今回行った美容室にあったヘアカタログ。「これにしてください」といったら断られた。

TwitterACUPCLUB(スペースなし)で検索してください
メールはこちらご意見ご感想はコチラから

2006年11月06日(月) No.46 (未分類)