A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



あけましておめでとうございます


ちゃんとしたお正月を迎えるのは3年ぶりである。2年前はおかーちゃんが倒れてそらもー正月どころではなかったし、昨年は喪中で正月ができなかった。

そんなこんなな正月であるが、実はSEブチョーとケッコンしてからお正月を迎えるのは初めてでもある。なのでこれを機会に、みそぎたまえ、おせち料理を作るの巻だ。

そもそも、酒を飲む習慣のないみそぎ家では、ごはんのおかずにならないおせち料理を誰一人として好まない。そんなやつらのために誰が力を入れて料理をするというのだ。おかーちゃんはもう何年も手作りを放棄し、完全にお取り寄せですませていた。

あたくしもおかーちゃんから積極的に作り方を教わった記憶が全くない。

かたや、焼酎の本場、鹿児島出身のSEブチョー。酒なしで正月は語れない一家に育っているためおせち(=酒のつまみ)がないとは何事だ!ぐらいの勢い。

つことで、年末は築地で買い出しをし、30日は終日おせちづくりに精をだし、ここで気がついた・・・お重がない!!

来年はちゃんと塗りのお重に・・・・しくしく

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2010年01月01日(金) No.252 (みそぎ家)

蕎麦を巡る父娘のバトル


あたくしのおと〜ちゃんは、暇つぶしにいろんなことをやっている。

ていうか、商売をやっているんだからおと〜ちゃんに定年というものはないのだ。暇つぶしなどと言わず、しっかり家業に集中してくれよ〜不景気なんだしさぁ〜・・・・

ということで、おと〜ちゃんの暇つぶしの筆頭は、なんといっても蕎麦打ちであろう。

そう!蕎麦といえば!あたくしは蕎麦アレルギーだ

あたくしはおと〜ちゃんが蕎麦打ちを始めたと聞いたときに、放蕩の限りを尽くした親不孝娘にこんなで形で復讐するとは、我が親ながらなかなかやるものだと思ったが、復讐するどころかおと〜ちゃんは、自分の娘が蕎麦アレルギーであることを全く知らなかった。

父の教育方針を放任主義と思っていたあたくしだが、実は単なる子供への無関心だったのでは・・・?と小一時間である。

さて蕎麦だが、あたくしが帰省するときは、たいてい人も集まっているときなので、おと〜ちゃんはここぞとばかりに蕎麦をふるまう。おと〜ちゃんは、蕎麦の実から作っており、かれこれそば打ち始めて数年。最近はかなりおいしくなったそうで、蕎麦にうるさい人たちにも評判だ。店を出せば?という声も聞こえるぐらいなので、おと〜ちゃんは調子に乗ってまた蕎麦を打つ。みんなが食べる->ほめられる->またつくる・・・とエンドレス。このところ帰るたびにあたくしはくしゃみと目のかゆみで発狂寸前なのだ。みんなが蕎麦に舌鼓を打っているとき、あたくしと愛猫三四郎は別室でぽそぽそと白いごはんをたべるあたり、もはや涙なしには語れまい。

「おと〜ちゃんのバカ〜っ!」

と、デブ猫のたぷたぷになったおなかをさすりながら、くしゃみをまた一発。

そういやあたくしは、猫アレルギーでもあったな・・・

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2009年12月02日(水) No.249 (みそぎ家)

お詫び


【訃報】


1月4日(金)午前3時 母が永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申しあげます。





12月7日(金)にクモ膜下出血で突然倒れ昏睡となり、以来一度も目を覚ますことなく4週間。年は越せないと医師に言われながらも、家族共々最後の正月を迎えることができたのは、母の最後の強い意志の現れだったのではないかと思っております。

私にとって母の存在はとても大きく、主人と並んで最も大切な、最愛の人でした。主人が「医者でカウンセリングを受けよう」と言うほどに、私は当初全く正気ではなかったようです。が、母がくれた最後の4週間という時間の中で、ゆっくりと現実を受け止めることができ、やっと心の落ち着きを取り戻しました。

母の死を嘆くのではなく、母の娘として生まれ育ったことを感謝し、幸せな多くの思い出を胸に前向きに生きていこうと思っています。


年末年始のご挨拶もせず、また忘年会・新年会等各方面からのお声がけにお返事すらせず、皆様には大変ご無礼を致しました。また、松の内に訃報を流すことを禁忌とする郷里の風習に従い、ご報告が今になりましたことを、深くお詫び申し上げます。


2008年1月
みそぎ たまえ

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2008年01月08日(火) No.201 (みそぎ家)

記念日


走行24万キロ車両


いま、あたくしは、おにぃちゃんから車を借りて乗っている。

おにぃちゃんはすでに新しい車に乗りかえているのだが、モノフェチなこの男は、どうしても古女房を捨てられないらしい。
とはいえ、ただ放置しておくのもなんなので、今回、カワイイ妹にしばし貸してやろうという算段だ。して、この古女房がどんだけ古いかというと初年度登録平成2年、走行距離なんと24万キロ!ありえません・・・ありえねぇよ、おにぃちゃん・・・(--;

まぁとにかく大変な車である・・・

がたぴしがたぴし =3 ぶばぶばぶばぶばぶばぶばぶば・・・・がらがらがらがらがらがら・・・・ぎしぎしぎしぎし=3

世の中に存在するメカ音のすべてを発しているようで、オーディオセットから聞こえる音楽や、助手席の人との会話もほぼ、メカ音にかき消される。
ちなみに、カーオーディオはカセットテープというあたりはさらに涙を誘う。

さらに、おにぃちゃんから引き渡されたとき、通常ではありえない注意事項を受けた。

「なるべく早めにシフトアップし、あまりエンジンはまわさないように」

・・・(--;

「ああ、パワーアップしたいならコツを教えてやろう」

ほぅ・・・?

「千葉にいいカスタムショップがある。そこでマフラーを交換するといい。7万円ぐらいでやってくれる」

・・・なんであたくしが自腹をきっておにぃちゃんの車をカスタムするんで(--;?

「それから、車の鍵はかけないように」

はぁ?

「シリンダーがちと、イッてしまってる。まぁ大事な物を車内におかなければ大丈夫だ」

・・・(--;

「あと実は、エアコンが・・・やばそうなのだ」

・・・・で・・・(--;?

「冷夏を祈れ・・・ああ、雨漏りはとりあえず大丈夫だ」

・・・・(--;

まぁ、せいぜい週末ぐらいしか乗らないだろうから、せいぜい大事に乗らせてもらうよ。走ってる最中にドアがはずれるとか、ワイパーが飛ぶとかそーいうことがないことを祈る・・・っていうより、後続車両が気の毒だよな・・・

国産のふぐすま方面ナンバーの古そーなカブリオーレみかけたら、みなさん、どうか近づかないようご協力をお願いいたします。

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2007年06月15日(金) No.149 (みそぎ家)

国家権力への抵抗


おと〜ちゃん、蜂を育てる


この日記にはあたくしのおか〜ちゃんはよく登場するが、おと〜ちゃんがさっぱり出てこない。そのためおと〜さまはいらっさらないとの噂がたっていたようだ。

しかしおかげさまでおと〜ちゃんは健在で、おか〜ちゃんとともに元気にふぐすまで暮らしておる。

そして稼業をほったらかしで、竹炭を焼いたり、野菜をつくったり、蕎麦うちしたり、なんと最近は養蜂もはじめたらしい。「いやぁ、蜂にさされて大変大変、うはははは」などと言っているあたり、いったいこの人は何を目指しているのであろうか?

さて、この度そのおと〜ちゃんの手作りのはちみつを入手した。

あたくしははちみつが好きで、よく消費するほうだとおもう。国産はとて〜も高いが、かといって輸入品はちょっと抵抗があるので、おと〜ちゃん手作りはちみつは、非常にありがたい。

おと〜ちゃん、はちみつ、おいしかったよ〜

「う〜む・・・実は・・あれは実はちょっとインチキでな・・・」

へっ・・・?

「ミツバチというものは花から蜜をとって、巣で蜂蜜をつくるわけだが・・・」

そう、みつばちが、何の花の蜜から蜂蜜を作るかで、色も香りもそして値段も全く異なってくる。たとえばアカシアの花の蜜から作ったのがアカシア蜂蜜。色が透明な高級品だ。一般的にはれんげや菜の花、りんごやクローバーなどがあり、かわったものだと蕎麦の花なんかもある。

で、おとーちゃんは何の花で育てたんで?

「うむ・・・実は、運悪く花が咲いていなかったので・・・」

へっ?じゃ蜂には何を・・・?

砂糖水。ふはははは(^0^)v」

・・・(--;ォィ

きっとあたくしも、こういう育てられ方したんだろうな・・・

※イラストはミツバチの『みなしごハッチ』。本文とはあまり関係ありません。

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2007年06月11日(月) No.147 (みそぎ家)

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