いま世界で一番ホットな街フクシマ、ホットなだけに、冷やすのが大変なわけだが、そういうブラックな話はさておき、あたくしは先日、1週間ほどそのホットなフクシマの実家に行ってまいった。
着いてすぐ、海岸線を見に行ったのだが、もう一面瓦礫の山で道もとぎれ、見る影もなかった。瓦が落ちたのだろう、屋根にブルーシートがかかった家も多く、地震そのものの被害も大きかったことを伺わせる。
震災直後、あたくしはおとーちゃんからメールを受け取った。
「怪我なし。家にも異常なし。コップひとつ倒れなかったぞ」
さすがおとーちゃん。材木屋のくせに鉄骨の家を立て業界の顰蹙者と呼ばれただけはある。大きな地震だったが、あたくしはその一報にひとまず安心した。
さて、震災後はじめて実家にもどったあたくし。この家には、あたくしが管理している小さい蔵書部屋がある。あたくしが帰ったときぐらいしか使わない一面が本棚になっている部屋だ。その部屋に入ろうとしたのだが・・・ありっ?開かない?地震で曲がったかな?ぐぐぐっ・・・とおすと、隙間からこんな光景が
あたくしはみてはいけないものをみたような気がして、その部屋のドアをバタンと後ろ手に閉めた。
おとーちゃんのウソつき・・・○| ̄|_