件の原発から40kmのところに住むおとーちゃんとおにーちゃん。再三わたる注意喚起の末、やっとふぐすまを脱出してきた。おにーちゃん一家は茨城南部にあるお義姉さんの実家に、おとーちゃんはあたくしの家にやってきた。そして一泊して帰って行った。って、ォィ!
「別にオレはきたくなかったが、おまえたちが心配するから顔をみせにきただけだ。」
「脱出した人もたくさんいるが、同時に避難してない人もたくさんいる。オレばっかり脱出してカッコワルイ」
「街は人も車もからっぽで、店も閉まって困ってる人がたくさんいるんだ。みんなやるべきことはやるべきだ」
おとーちゃんは、かっこいいんだかかっこわるいんだかよくわからないが、とにかくまた元気に帰って行った。
そうだ、あたくもやるべきことをやろう。
おとーちゃんにエールを!すべての福島県民にエールを!