アグスタF4乗りの赤べこさんや同じくアグスタF4タンブリーニ乗りのミッキーのバイクはとにかくいつもぺっかぺかで、数万キロ乗ってるとは思えない輝きっぷりである。
表だけかと思いきや、カウルをはずした中身だってそらもーきれいなもんだ。
あたくしはかねてよりこのバイク磨きには、かなり特殊なケミカルと、特殊な小道具が使われているのだろうと思っていた。
そう考えると、あたくしも思いつくことがある。なぜ彼らは夜な夜なバイク屋に集まっているのか?それはトカゲのしっぽとか、かえるの干物とか、がまの油なんかをぐつぐつ煮込んで「ひーっひっひっひっひ」とほくそえみながら自分たちで秘密のケミカルを調合しているからだ。
彼らがカスタムするのはバイクばかりではない。掃除するツールも当然カスタムしていて、どこにでも手が届くおそうじブラシ「とどくくん」とか、絶対傷がつかない超やわらかウエス「やわらかくん」とか、秘密兵器をも開発しているに違いない。
ただの市販のケミカルや道具であんなきれいにしてるとしたら、奴らはもはや変態の域だ。
そう確信したあたくしはその秘密を暴くべく、赤べこさんにバイク磨き講習会を開いてくれないかと話をもちかけてみた。あたくしの色香をもってお願いすればたちまち極秘情報をゲロってくれると思ったが、ここは高額報酬、しかもランチつきでオファー。
極秘ケミカルとカスタムおそうじツール情報を入手すれば、あたくしのローラもぺかぺかよーっ!ほーっほっほっほ!
と思ってスタートしたのだが、出てくるのはなんちゅーことない、カークリームとか、ピカールとか、こういってはなんだが、いわゆるあたまにザがつく古典的ケミカル。
ふきふきする布にいたっては、やわらかウエスどころか赤べこさんの古くなったぱんつの切れ端・・・
あの〜、極秘ケミカルとかスーパーお掃除ツールとかわ・・・〜?
「バイク磨きに王道なし!」
・・・・(--;
バイクは地道に磨きましょう