A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



走行24万キロ車両


いま、あたくしは、おにぃちゃんから車を借りて乗っている。

おにぃちゃんはすでに新しい車に乗りかえているのだが、モノフェチなこの男は、どうしても古女房を捨てられないらしい。
とはいえ、ただ放置しておくのもなんなので、今回、カワイイ妹にしばし貸してやろうという算段だ。して、この古女房がどんだけ古いかというと初年度登録平成2年、走行距離なんと24万キロ!ありえません・・・ありえねぇよ、おにぃちゃん・・・(--;

まぁとにかく大変な車である・・・

がたぴしがたぴし =3 ぶばぶばぶばぶばぶばぶばぶば・・・・がらがらがらがらがらがら・・・・ぎしぎしぎしぎし=3

世の中に存在するメカ音のすべてを発しているようで、オーディオセットから聞こえる音楽や、助手席の人との会話もほぼ、メカ音にかき消される。
ちなみに、カーオーディオはカセットテープというあたりはさらに涙を誘う。

さらに、おにぃちゃんから引き渡されたとき、通常ではありえない注意事項を受けた。

「なるべく早めにシフトアップし、あまりエンジンはまわさないように」

・・・(--;

「ああ、パワーアップしたいならコツを教えてやろう」

ほぅ・・・?

「千葉にいいカスタムショップがある。そこでマフラーを交換するといい。7万円ぐらいでやってくれる」

・・・なんであたくしが自腹をきっておにぃちゃんの車をカスタムするんで(--;?

「それから、車の鍵はかけないように」

はぁ?

「シリンダーがちと、イッてしまってる。まぁ大事な物を車内におかなければ大丈夫だ」

・・・(--;

「あと実は、エアコンが・・・やばそうなのだ」

・・・・で・・・(--;?

「冷夏を祈れ・・・ああ、雨漏りはとりあえず大丈夫だ」

・・・・(--;

まぁ、せいぜい週末ぐらいしか乗らないだろうから、せいぜい大事に乗らせてもらうよ。走ってる最中にドアがはずれるとか、ワイパーが飛ぶとかそーいうことがないことを祈る・・・っていうより、後続車両が気の毒だよな・・・

国産のふぐすま方面ナンバーの古そーなカブリオーレみかけたら、みなさん、どうか近づかないようご協力をお願いいたします。

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2007年06月15日(金) No.149 (みそぎ家)

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