A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



デシュー・オガワ(その1)


このたび筑波で、11月の筑波の耐久NS2クラスで出走するマシン『アルプス02号』のテスト走行が行われた。

昨年、コマツバラたいちょ〜の転倒で木っ端微塵&無念のリタイアとなった『アルプス01号』はその後アルムおんじの手により『アルプス02号』としてよみがえり、その麗しき姿は筑波に舞い降りた貴婦人のごときである。

しかし一見貴婦人のような『アルプス02号』も実は中身は極悪娼婦の暴れ牝馬。みかけに騙されるような単細胞ライダーにこの魔性の女は扱えない。

テスト走行に先立ち、昨年のリベンジに燃えるアルムおんじは言った

「魔性の女を軽々とあしらえる、筑波最強ライダーを起用してくれ」

頭をかかえてしまったのは、チームオーナーのてんちょ〜である。オレ以外にそんな色男がこのチームに果たしているのか?

下は中学生から上は60歳までという驚異的なストライクゾーンを持つブンゲンさんは、レギュレーション上このレースには出られない。

コマツバラたいちょ〜は、みてくれ勝負のおっぱい星人なので問題外

平○さんは面食い、プリンさんは大食いだ

モトパチくん?彼はむしろ魔性の女にもてあそばれて喜ぶタイプ

ヤング・ナカヤマ?体重オーバー。魔性の女がつぶれてしまう

ああ!どこかに魔性の女を軽々と操る、百選錬磨のライダーはいないのか?!

「仕方がない・・・パンドラの箱をあけよう・・・」

てんちょ〜は「パンドラの箱」という謎の言葉をつぶやくと受話器を取った。もしもし、オレ、てんちょ〜。デシューさん?

「はい。そうでしゅ」

電話の相手はてんちょ〜の元レース仲間であるところの「デシュー・オガワ」氏だった・・・


(つづく)


※写真は、昨年のST600 耐久で優勝した瞬間のASアオヤマの面々(筑波耐久茶屋サイトより)



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2006年10月06日(金) No.10 (レース::耐久)

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