昨年9月。怪我をして暇になってしまった週末に、あたくしは自分のご先祖様をしらべたくなって、 こんなプロジェクトに参加した。(10月15日の日記参照)
あれから4ヶ月ちかく。待てども待てどもでない結果に、「だまされたのでは?」「女なのにY染色体が見つかったのか?」「そもそもみそぎたまえは人間なのか?」などと噂されたが、どうやらあたくしは実に一般的な女だったらしい。
日本人の女性のうち95%は、9人の女性から派生したものだといわれている。 そのうちの最大、約3割をしめるのがDグループ。あたくしはこれに所属するそうな。
このDグループの女性のご先祖様は、何十万年前に東アフリカで誕生した。その後その子孫は中央アジアへ移動しさらにマンモスを追いかけてシベリアへ。 そしてその一部は寒いのがイヤだったのだろうか、シベリアから南下しヤマトの国へ向かう。一方、寒くてもマンモス(食料)が確実に手に入る方を選んだ一部の人々は、気がついたら当時陸続きだったベーリング海峡を越えて北米に入っていた。これが約3万年前。そして南米に向かい、インカの文明なんかを築いたようだ。
いまでも、あたくしと同じ遺伝子をもつ女性は、アラスカや南米にたくさんいるらしい。
ちなみに、男性はY染色体を調べることで父系先祖をたどることができるのだが、女性のルートとは全然異なっているので、こちらはこちらでまたおもしろそうだ。
そういえば、あたくしには、限りなく中近東系に近いとおもわれる友人がいるのだが、彼のY染色体は実に興味深い。
サウド・アル・タッカーイ
さて、DNAを調べてもらって、で、なんなの?ってことになるのだが、ようするに、人類皆兄弟ってこと。戦争なんかしてる場合じゃないですよ。
※左上の写真の女性は、あたくしと同じ遺伝子をもつ南米スリナムのプリティなギャル。本文ととても関係があります。
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