そういえば、ローラのために購入した、レーシングスタンド・・・。
アクスルシャフトに棒を貫通するタイプだったのだが、スタンドたてたら、ローラの重みでいきなり棒がまがっちゃったよっ!な、始末に、あたくしはその後スタンドを放置プレイにしておったのだが、いい加減、使えるように改造しなくてはなるまい。
つことで、バイクのスーパー・ワンオフ・職人・アルムおんじに、スタンドの改造をおねがいすべく、あたくしは、はじめて彼の職人小屋に行って参った。
ちなみに、アルムおんじの『ガレージ山小屋』はアルプスにあるとのもっぱらの噂だったが、もらった名刺に書かれていた住所は、スイスのデルフリ村でもなけりゃヨーロッパでもなく、あろうことか、東武東上線の上板橋であった・・・・(--;う〜む
とはいえ、『ガレージ山小屋』は、常に気温・湿度ともに一定に保たれており、フライス板や、サンドブラスター、そのほかの変な機械、変なバイク、そして漂うオイルのにおいを考慮しなければ、まぁ気温と湿度だけはアルプスではある。
さて、今回訪問するにあたり、一応、件のまがってしまった棒ももっていったのだが、アルムおんじは、万力をつかってそれをひょひょいとまっすぐにもどしてしまった。
「これ、まだつかえるよ。もう、これでいいじゃん」
やだやだやだ〜っ!なんかつくってよ〜っ(T_T)!
「ちっ・・(--;」
どうしても、「私だけのオリジナル」というのに憧れるあたくしは、一生懸命だだをこねてみた結果、アルムおんじは、しぶしぶ、スタンド改造を手がけることを約束してくれた。市販スタンドの改造ごときに、たくみの技をつかっていただけるとは、実にありがたい話だ。
それにしてもバイク屋というのは、どうしてこう居心地がいいんだろうな。つい長居してして、おんじの仕事の邪魔をしてしまったが、次回遊びにいくときには、上板橋 南口 銀座商店街の八百屋でスイカでも買っていくことにしよう。
アルムおんじなら、電気のこぎりで、きれいにスイカをカットしてくれるに、ちがいない。
※写真は、当初、我々が想像していたところの『ガレージ山小屋』とその周辺の風景。
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