愛しのローラ号のグリップを交換したのは、実はわりと前の話だ。 たかがグリップ、プチプチプッチンカスタムと侮るなかれ。 素手で走りたくなるようなフィット感。そして意味もなくニギニギニギニギしてしまうこの触感。実にすてきなカスタムだ。
このグリップ、実はアオヤマさんちのてんちょ〜のRRと色もデザインも全く同じ。これであたくしは神の走りにまた一歩近づくことになるのだろう。 さらにSEブチョー風に考察すると、これで確実に5馬力アップである。
しかし交換後、有頂天になっているあたくしに、スーパーメカニックモトパチくんが神妙な面持ちで近づいてきた
「みそぎさん・・・実はあのグリップなんですが・・・・」
へっ?
「実は問題があって・・・あっ、テクニカルな問題じゃないんですけど・・・」
やだっ・・・なんなの?
「実は、ほらげっちさんと同じグリップでもあるんです・・・」
お〜まいが〜っ!モトパチィィィ!なんでそれを早くいわないっ?
着実にあたくしの天敵としてレベルアップしつつあるほらげっちと同じグリップ!ああ、絶対に本人には知られたくないこの事実!
ところがどっこい、そこへ当のご本人・ほらげっちがやってきたぁぁぁ!
「ども〜っ」
・・・げっ・・!
「おっ!そこにあるのはイタリア製耕耘機!へぇ〜マフラー変えたんだ。でも耕耘機は耕耘機だよな〜」
・・・・(--;
「しかし、天下のイタリアンバイクもここに来ると耕耘機とか言われてさ。こんなかわいそうなドカ、みたことねぇよ。うははは!」
・・・・(--;
「あれ?これ、オレとおんなじグリップじゃ〜ん」
・・・・(--;
「ま、グリップをオレと同じにしたところで、オレの神の走りはマネできないけどね うはははは!」
・・・・(--;
実にブルーな気分で、あたくしはアオヤマさんちを後にした次第である
そしてこの時あたくしは、ほらげっちに更なる裏切りにあうことを、まだ知るよしもなかった・・・ たたけばほこりのでる男、ほらげっちの新たなる裏切りについては、また次回
*写真は、ペイントされた頭をきれいにシャンプーしてもらうが、それでも一向に目を覚まさないほらげっち。前日の写真と比べてお楽しみください。なお本文とは関係ありません。
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